東日本大震災から10年を迎えて

明日、3月11日は、ちょうど東日本大震災の発災から10年の節目になります。発災当時は山形県内に居住しており、その翌日からボランティアとして被災地(宮城、福島、岩手)に支援に行ったり、被災地から避難されてこられる方々の対応にあたったりしました。その後、ボランティア山形のメンバー(理事)としての活動、また大学生と一緒に汗を流す活動を長年にわたって行ってきました。あれから10年の月日が流れましたが、震災のことを決して忘れてはいけないと自分に言い聞かせつつ、私がしないといけないことは何なのかということを自問自答する日々が続いてきました。

その答えが最近になって、少し分かってきたように思います。1つ目は震災以前から行ってきた人々を支援するという活動をずっとこれからも継続すること、そしてボランティアの意義を若い世代の人々に感じ取ってもらうこと。2つ目は、私が南米で行っている活動をうまく活用する形で世界を舞台に活躍できる人材を育成し、かつ日本の地元にも貢献できる人材を育成すること。つまり「ボランティア精神を持ったグローカル人材の育成」というものを、気負わず、焦らず、押し付けず、これまで通りに行っていくことが、私に課せられた使命なのだと思うようになってきました。

復興はまだ道半ばではありますが、これからの時代を担う若者をひとりでも多く育て、豊かで幸せな社会を作り出すことを通じて、東日本大震災からの復興に今後も寄与していきたいと考えています。

Ayabe Lab(綾部研究室) .

「綾部研究室」へようこそ